You're Beautiful James Blunt 小早川伸木の恋 秀華 hidekarock 井上剛孝
小早川伸木の恋 DVD-BOX |
人への信頼を失った妻と人への信頼で生きているカナとの間で苦しむ小早川伸木。
最初のころ、脚本に文句があったけど、すぐ面白いと思い始めた。 無駄な言葉もなく中身が詰まっている。 どこまで原作依存があるのか知らないけど、脚本がいいと思う。 人物設定は原作者の特徴で、好きだな。 人間が剥き出しで、自分を大切にしている。 つまらないドラマがいっぱいある中で光っていると思う。 背景にこだわっていないせいか、常に四畳半の部屋で生活しているような せまっ苦しさを感じていた。 |
くるりくるり |
作詞は、輪廻転生について書かれたそうです。 悲しく切ないのに何処か力強い、そんな歌詞に乗せたボーカルに心打たれました。 カップリング曲も同じ「輪廻転生」をテーマにしつつ、表題曲とは一風変わった作品。 優しく語りかけるような感じに歌っていました。 どちらも"耳ではなく、心に届ける"というナナムジカのモットーそのもので、買って損はないと思います。 インストゥルメンタル(カラオケバージョン)だけ聴いても凝ったアレンジが楽しめるのでオススメです。 |
Back to Bedlam |
我らが、ギャラガー兄弟(笑)曰く一発屋のブラントさんの
世界を席巻したアルバム。 何気ない日常の一こまを叙事的に歌う手法はたしかに 素晴らしいけれど、popソング特有の詩の薄っぺらさというのは 否定できない。 しかし、popソングの新たな方向性を見いだしてくれた 作品というのは確か、ギャラガー兄弟を見返す為にも これから頑張ってもらいたい |
小早川伸木の恋 (1) (ビッグコミックス) |
最近の柴門ふみの関心は30代にあるようだ。今度は35歳の外科医が主人公で、仕事と家庭とにそれぞれ小さなトラブルを抱えている。外科医という職業はやや特殊だが、抱えているトラブルは30代なら誰でも感じるもののようでもある。そして、主人公は決して突っ走るでもなく、立ち止まるでもなく、戸惑いながら、ためらいながら動いていくのである。 今度のこの小早川くんは、一体どこへ行くのだろうか? |
小早川伸木の恋 (5) (ビッグコミックス) |
妙子は伸木の気持ちが自分に無いこと。
愛するという気持ちが無くなるというのがどういうことかに気づきます。だけど結局は本人は変わらないままです。 ただ、妙子の相手が、妙子の欲求にピッタリ合った人に代わったことで、 折り合いがついたという感じです。 その後、伸木も妙子も再婚し、みぃちゃんが大きくなって、 大人になり、恋の兆しを感じるところで物語は終わりますが、 どうにも複雑な心境にさせられる相手です。 物語のテーマは、「恋」それは十分に分かりました。 ただ、読む側としては不完全燃焼かなあ・・・という気持ちも多少あります。 それでも、柴門ふみさんらしい作品だな。と結局は納得できます。 |
小早川伸木の恋 (2) (ビッグコミックス) |
90年代の柴門ふみは、すごく時代と接していたと思う。だから発表される作品が次々とテレビドラマになったのだろう。それが少しずつ時代とずれていったように思う。柴門の方からずれていったのか、時代というものが否応なしにずれていくものなのかわからないけれども、作品の中に迷いというか、後ろ向きのようなものが見受けられるようになっていた。 しかし、柴門の作品の中で変わらないものがある。それは、この作品で言えば妙子とカナという女性だ。読み進めていくと妙子に似た女性が、今までの柴門マンガの中に何人もいたのに気づくだろう。それはカナについても同じだ。どちらも印象的な女性ではあるけれども、柴門マンガに欠かせないのは妙子のような女性だと思う。そして、こうした女性が出てくることこそが、柴門マンガの一番の魅力ではないのだろうか。そうだとするならば、今更医学部の教授選の話なんかいらないよ。 |