「TISTA」 by 遠藤達哉
四方遊戯 遠藤達哉短編集 (ジャンプコミックス) |
WITCH CRAZEは特に好きな作品で掲載当時から本当にもう一度読める日を待っていました!!
あの頃から本当に好きで何度も読み返した作品で、単行本では白黒ですが、今でもカラー扉の色が鮮明に思い出せます。 実際手にしてみてあの頃の感動がよみがえってきました。 数年経っても待ち望んでた方はたくさんいると思います。 タイトル等、気になる所があった方は、手に取ってみては如何でしょうか? |
TISTA 2 (2) (ジャンプコミックス) |
読み終わった後、思わず深呼吸した。そしてページをパラパラ捲ってみて、5話しか掲載されていないことを確認した。なのになんだろう? すごく長い物語を読み終えたような充実感があった。
正直、最初全2巻となったときいて、短いと思っていた。だが話は中途半端に終わるどころか綺麗に収束する。それがまた鮮やかなほどに。FBI捜査官による調査から始まり、ティスタの周辺や過去、そして再会など、どの話にも内容が詰まっている。短い話数でも多くのものを描くことができるんだと思わされた。 ティスタが歩もうとしている姿をどうか見届けてください。この眩しくて、どこか切ない静かな終わり方は心を締め付ける何かがあります。 |
TISTA 1 (1) (ジャンプコミックス) |
遠藤達哉の名前を覚えたのは、読み切り作「PMG-0」。「TISTA」の連載を待っていた人は知っている人も多いと思うが、個人的に今まで読んだジャンプ読み切り作品でも1・2位を争うほど好きだ。手足のスラッとしたキャラクター描写と、悲痛な過去を背負いながら強く生きているタニアはとてもかっこよかった。 待望の連載作「TISTA」もその流れを受け継いでいる。犯罪の多発するNYで戦う少女の物語、「PMG-0」を煮詰めたような話だ。しかし、こちらのほうが圧倒的に重い。ティスタの性格が暗いからか、物語の雰囲気も暗い。あえてそうしているのだろうが、タニアのようなスカッとする要素が少ないのは物足りない。 作風はすごく良いが、別に新しいものではないし、むしろ使い古されたテーマばかり。だからか、ちょっとダレてくる。まだまだ晴れる気配もない。ハッピーエンドとはいかなそうな雰囲気だが、長い目で見守りたい。 できればそのうち「PMG-0」の収録も期待。 やはり個人的には扉絵のイラストやオマケページ武器特集が気に入った。 意外とカバーを外した下のナース姿も良い。 |